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2005/01/10

A.I.

ネタバレ注意!
お断り:
この記事は、映画『A.I.』を観た人(ストーリーを知ってる人)を対象に書いています。
まだ観ていない方は、『A.I.』をご覧になってからお読みになったほうが良いでしょう。

12月30日のターミナル』の記事

『A.I.』については、別に機会を設けて熱く語りたいくらい。

と書いたが、別に設けるような機会もないから、多分書かないで終わるんだろうな と思っていた。

ところが、今度の水曜日(1/12)に『水曜プレミア 新春特別ロードショー』(TBS系・20:00~)で『A.I.』が放送されるらしい。
しかも地上波初登場だとか。
これは熱く語らねば( ̄ー ̄)ニヤリ

『A.I.』のストーリーを忘れてしまった方は、まずこちらで復習を。
A.I. あらすじ

--------------------
この映画は現代版『ピノキオ』という感じだ。
人間になってゼペットじいさん(『A.I.』の場合はウィンストン夫人)に愛されたいと願う主人公ピノキオがデイビッド。
つい横道に反れてしまいそうになるピノキオに助言を与えるコオロギのジェミニが、スーパートイのテディ(見た目はかわいいクマのぬいぐるみなんだけど、声がすンごい野太いの(^^; ギャップが・・・)。
デイビッドは、人間になってママ(ウィンストン夫人)に愛されるために、ブルーフェアリー(ピノキオを人間にしてくれた妖精)を探す旅に出る・・・

でも、この映画を観たあと、「ん?『鉄腕アトム』に似てないか?」と思った。
『鉄腕アトム』は、ご存知、漫画の神様 手塚治虫大先生の代表作。
で、どこが似てるのかというと・・・
(参考:サンコミック(朝日ソノラマ) 鉄腕アトム 1巻)

●その1:息子の代わりに造られたロボットと博士の歪んだ愛情
アトム:
2003年、科学省長官 天馬博士は、一人息子 飛雄(トビオ)を交通事故で亡くしてしまう。
博士は、科学省の最高技術を結集して、飛雄そっくりのロボットを造らせ、そのロボットを息子のように溺愛する。

A.I.:
旅先のとある建物の中でデイビッドが見つけたのは、自分と同じ顔をしたたくさんのロボットたちだった。
ホビー博士は死んだ自分の息子をモデルにしてデイビッドを造っていたのだった。

●その2:親に捨てられる
アトム:
天馬博士はロボットを息子のようにかわいがっていたが、やがて成長しないことに腹を立て、ロボットをサーカスに売り飛ばしてしまう。
(サーカスで「アトム」と名付けられる。)

A.I.:
不治の病で冷凍保存されていた実の息子が治ったため、ウィンストン夫人はデイビッドを森に捨ててしまう。

●その3:破壊を楽しむ人間たち
アトム:
サーカスの目玉は、ロボット同士の壊し合い。
壊し合いを拒否するアトムに観客(人間)たちは大ブーイング。彼らはロボットが派手に壊されるところがみたいのだ。

A.I.:
一部が壊れて使い物にならなくなったロボットたちを集めて、それを観客たちの前で派手に壊す「ジャンク・ショー」。ロボットが木っ端微塵に吹っ飛ぶと、観客たちは大喜び。(壊されるロボットたちの見た目が人間っぽいので、このシーンはかなりグロく、観ていてツライ・・・)
捨てられたデイビッドは、途中で出会ったジゴロ・ロボットのジョーと一緒にジャンク・ショーの一団に捕らえられてしまう。

●その4:破壊ショーで助けられる
アトム:
アトムは、たまたまサーカスを見に来ていたお茶の水博士(天馬博士の後任)に助けられ、引き取られる。

A.I.
デイビッドとジゴロ・ジョーは破壊を楽しむ観客たちの前で粉々に壊されそうになるが、ギリギリのところで人間に助けられる。

--------------------
それにしても、デイビッド役のハーレイ・ジョエル・オスメントはうまい!
ウィンストン夫妻のもとに届けられたときは人間そっくりな外見をした“機械”なのだが、夫人がこの“機械”に“人間の息子”としての設定をしたとたん、人間くさい動きに変わる。
その切り替えが実に見事なのだ。
設定をされたあとも、“機械”らしいところを見せるためか、一切まばたきをしなかったというハーレイくん。
トム・ハンクス主演『フォレスト・ガンプ』で、トムの息子役として出ていたときからミョーに存在感があるとは思っていたケド、12歳にしてこの演技とは。う~ん、末恐ろしい・・・

そんなハーレイくん演じるデイビッドをサポートしているジゴロ・ロボット ジョーを演じているジュード・ロウがまたイイ!
生身の人間に見えるけれど、ところどころで「あぁ、やっぱりロボットなのね」と思えるデイビッドと比べ、見た目がマネキンっぽく、かなり“造り物”感が漂っている。
彼の演技があってこそ、ハーレイくんの演技がより引き立っている。

この『A.I.』という映画、本当はスタンリー・キューブリック監督が撮るはずだった。
ところが、『アイズ・ワイド・シャット』(トム・クルーズ、ニコール・キッドマン主演。1999年)の公開を待たずして亡くなってしまったため、スティーブン・スピルバーグ監督が引き継いだのだ。
あぁ、キューブリックが撮っていたら、こんな終わり方じゃなかったハズなのに・・・
いや、気持ちはわかるよ。あのままじゃ、デイビッドが可哀相すぎるし。
でも、よりによって、宇宙人に収拾つけさせるなんて、そりゃないでしょ~っ
『ターミナル』の記事でも書いたケド、後半が詰め込みすぎっちゅーか、展開がやや強引であっさり解決しちゃう(今回は宇宙人が解決しちゃう)んだよね・・・
スピルバーグが撮るなら、もっと違うカタチでハッピーエンドにしてもらいたかったなぁ・・・
(なんていろいろ言ってるケド、多分水曜日観るんだろーな(笑))

同じロボットが主役の映画でも、SF界の巨匠アイザック・アシモフ原作、名優ロビン・ウィリアムズ主演のこちらはひと味違う(こっちのほうがオススメかな)。
アンドリューNDR114(原題『Bicentennial Man』)
ロビンの温かみのある演技が、ロボットスーツの中からでも伝わってくる。

ロビン・ウィリアムズといえば、『A.I.』で、訊くと何でも答えてくれるコンピュータ「Mr. Know(ミスター・ノウ)」の声を担当してましたね(^-^)
皆さん、気が付きましたか?
(気付かんかった、わし・・・(´・ω・`))

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コメント

アリスさん、こんにちは。
私も映画館でA.I.を見ました。かなり感動しましたし
大好きな映画なのですが、公開当時評判はあまり良くなかったですよね。原因はやはりラストですよね〜。

》 あぁ、キューブリックが撮っていたら、こんな終わり方じゃなかったハズなのに・・・
いや、気持ちはわかるよ。あのままじゃ、デイビッドが可哀相すぎるし。

そうなんですよね。あれではデイビッドがかわいそうすぎると言うのはよく分かりますが、アリスさんのおっしゃる通り宇宙人オチじゃないものもスピルバーグなら作れると思うだけに残念です。

「Mr. Know(ミスター・ノウ)」の声がロビン・ウイリアムスだったとは気付きませんでした。水曜の放送では英語音声で確かめてみます(字幕がないので何を言っているか理解できませが(笑))。

投稿: じまぁ | 2005/01/10 09:46

アリスさん、じまぁさん、おはようなのね。

へいぽーは、A.I.のDVDを持っています。この話って結構好きなんだー何が好きって宇宙人が出てくるのが好き(笑)終わり方については、物足りなかったですねー

今日は、気合を入れて4枚もDVD三昧しちゃいました。あははは

投稿: へいぽー | 2005/01/11 07:57

じまぁさん、へいぽーさん こんばんは!
なんだかんだ言いながら、やっぱり観てしまいました、『水曜プレミア 新春特別ロードショー』(笑)。
別にスピルバーグがキライでいろいろと言ってるワケぢゃないんですよ。
むしろその逆で、スピルバーグ好きなだけに、可愛さ余って何とやら って感じなんです(^-^)

# じまぁさん
「Mr. Know(ミスター・ノウ)」の声、確認しました!
最初の声はロビンっぽくなかったケド、ブルーフェアリーについて語っているマジメ(?)な声はロビンそのものでしたね(^-^)

# へいぽーさん
> 何が好きって宇宙人が出てくるのが好き(笑)

うはは(笑)
今日改めてみたら、そんなに悪くもなかったですね。
っていうか、アレはもう宇宙人に収拾つけてもらうしかない って感じ(笑)

> 今日は、気合を入れて4枚もDVD三昧しちゃいました。

おぉー、イイですね~
でも、さすがに4枚も観ると、気合入れすぎて疲れませんか?(^^;

投稿: アリス | 2005/01/12 23:04

ぬふふ。
つかれたさー(笑)
4枚一気観だもんね。

A.I.は、残念ながら夫にチャンネル権を奪われ
観れなかったんだけど、ここの記事を読んで
もう一度、DVDを観てみようと思います。

投稿: へいぽー | 2005/01/12 23:16

へいぽーさん、こんばんは!
昔は、映画といえば2本立てでしたケド、最近の映画は長いので、1本観るだけでも結構疲れますよね(^^;

ハーレイ・ジョエル・オスメントくんの出ていた映画では、『シックス・センス』のほうがイイですねー(^-^)
コワイ映画は苦手なので、所々ビクッとしちゃいますが、親子愛・夫婦愛がテーマになっているので、結構好きな映画です。

投稿: アリス | 2005/01/15 21:08

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