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2004/12/30

ターミナル

映画を観に行くたびに熱く語りまくり、師匠(私がいろんな意味で(笑)敬愛している職場の先輩)から呆れられている、“映画バカ”な私(^^;
そんな私が今年最後に熱く語るのはこの映画、『ターミナル』!

『約束』を果たすために、東ヨーロッパの国クラコウジアから米国JFK空港にやってきた、ビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)。
空港に降り立ち、いざ入国!
・・・のハズが、祖国(クラコウジア)でクーデターがおき、パスポートが無効に!
入国もできず、祖国にも帰れなくなってしまった。

JFK空港国境警備局の主任 ディクソンはビクターを呼び事情を説明するが、ビクターは英語が分からないためまったく伝わらない。
うまく言いくるめられ、パスポートもビザも取られ、警備局を追い出されたビクターは、空港内のテレビのニュースで、祖国でただならぬことが起きていることを知る。
でも、英語が聞き取れない(且つ読めない)ため、ニュースの詳細が分からないビクター。
まわりに助けを求めるが、旅行者たちは皆彼を無視して通り過ぎるのだった。
言葉の通じない国に独り取り残されたビクター。

でも、それでひるむようなビクターではなかった。
彼は改装中の67番ゲートで寝泊りし、毎日毎日懲りずに入国申請カウンターへ。(当然そのたびに「入国不可」のスタンプを押されるのだが・・・。)
空港内のカートを所定の場所に返すと25セントが戻ってくることを知ったビクターは、それで食いつないでいた。
空港内の本屋で買ったガイドブックを、自分が持っている母国語のガイドブックと照らし合わせ、英語もかなり上達してきた。
そんな彼の様子をモニターで監視していたディクソンは、ビクターからカートを片付ける仕事(?)を取り上げてしまった。
昇進間近のディクソンにとって、空港内でうろつく“無国籍者”はジャマなのだ。

お金を稼ぐ手段を断たれてしまったビクター。
だが、ある日、フードサービス勤務のエンリケがビクターに取引を持ちかけた。
エンリケは入国申請カウンターの女性に片思いしていて、彼女のことをいろいろと訊いてくる代わりにビクターに食事を提供する と言う。
取引に応じ、エンリケ以外にも友人ができ、空港内の工事の仕事にも就くことができたビクター。
とある事件がキッカケとなり、空港内で働く人々に受け入れられるようになる。
そして、フライトアテンダント アメリア(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)との運命の出逢い。

ビクターがJFK空港に足止めを食らって、早9ヶ月。
ついに祖国クラコウジアに平和が訪れた。
アメリアの計らいで、1日限りの特別入国ビザを手に入れたビクター。
これで、やっとニューヨークに行って、『約束』を果たすことができる!
だが、その特別入国ビザには、警備局長ディクソンのサインが必要だった・・・!
卑怯な手を使い、ビクターを何とかして帰国させようとするディクソン。
ビクターは無事に『約束』を果たすことができるのか・・・!?
  ・
  ・
  ・

というのが大体のあらすじ。

『ターミナル』公式サイト

いや~、やってくれます!魅せてくれます!トム・ハンクス!!!
『ターミナル(空港)』という、アメリカであってアメリカでない特殊な場所で繰り広げられる人間模様。
始めのうちは、『空港』というところがとてつもなく冷たい所に感じられてくる。
冷たい警備員、冷たい旅行客、冷たい清掃係、冷たい店員・・・。
観ているこちらも、最初はビクターを「何だ、こいつ」という目で見る。
でも、物語が進むにつれ、いつの間にかビクターを応援していることに気付く。
まるで自分も空港の職員になったように、ビクターの身に起こることに一喜一憂してしまうのだ。
さっきまであんなに冷たかった『ターミナル』が段々と温かみのある場所に思えてくる。
これこそが、名優トム・ハンクスのなせる技だろう。
あなたも、ぜひ劇場で“空港の職員”気分を味わってみて下さい!

おまけ:
安全保護の点から、本物の空港での撮影はできなかったため、わざわざ実物大のターミナルのセットを造ったそーな!(驚)
(公式サイトで見ることができますが、裏にまわるとハリボテなんですよ、アレ!)
実在する35の店舗が出店されていて、本物の店員さんが出演しているフードショップもあったとか。
美術さん、大道具さん、その他たくさんのスタッフさんに拍手~っ!


=====コレより下、ネタバレ注意!!=====
それにしても、どーしてスピルバーグ作品はツメが甘いんだろう?
スピルバーグ作品好きなんだけど、ラストがイマイチっつー作品がいくつかあるんだよねぇ。『A.I.』とか・・・
(『A.I.』については、別に機会を設けて熱く語りたいくらい。えぇ、映画バカですが、何か?(笑))
後日、別に機会を設けて(というか別記事で)熱く語りました(笑)。興味のある方はこちらへ!

無事『約束』を果たし、感無量で帰りのタクシーに乗り込むビクター。
感動に浸っているビクターに、タクシー運転手が「どちらまで?」と訊くシーン。
観ているほうも感動して、「皆(空港職員の人々)のおかげで目的が果たせてヨカッタね(嬉し泣き)。空港に帰ったら、また皆が温かく迎えてくれるね(^-^)」と思っているところに、ビクターの最後のセリフ。
「僕は家に帰るんだ・・・」

タクシー運転手ともども ( ゚Д゚)ハァ!?
ヲイヲイ~
あれだけ皆に応援されて、祝福されて空港から外に出ることができたのに、目的が済んぢゃえば、あっさり「家に帰る」だなんて、それはちょっと冷たいんでないかい?
そこで一言「ターミナルへ」って言えば、「あぁ、皆が待ってる『ターミナル』に帰るのね!」って更に感動で胸がいっぱいになったものを!
(家に帰るにしたって、空港に戻ることに変わりはないのに)

「僕は家に帰るんだ・・・」ってセリフなら、せめてエンドロールが流れている間、ビクターが空港に戻って皆に「お帰り!」って迎えられている映像が流れていればねぇ・・・

前半を丁寧に描いてるのはイイんだけど、後半が詰め込みすぎっちゅーか駆け足っちゅーか尻切れっちゅーか・・・
(前半との展開の速さのギャップがチト激しいよーな・・・)
なんだか、テレビ用にカットされたのを観せられたよーで、チト損した気分・・・
(ハンクスの演技に救われたって感じ。)
でも、素敵な映画をありがとう、スティーブン(^-^)

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コメント

いまレンタルで借りたDVD観終わって最後のせりふに感動して検索したらこちらが引っかかったのですが、
ビクターの言う「家」ってのは空港のことも掛けてるんじゃないですかね
母国のこと以外にも
すみません、こんな古い記事に

投稿: 通りすがり | 2008/03/03 02:32

通りすがりさん、コメントありがとうございます (^-^)

> ビクターの言う「家」ってのは空港のことも掛けてるんじゃないですかね
> 母国のこと以外にも
そうですね!
記事中に

(家に帰るにしたって、空港に戻ることに変わりはないのに)

って書いていながら、気がつきませんでした。
目からウロコです。
ありがとうございました!

投稿: アリス | 2008/03/03 12:42

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