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2004/09/19

親父[1]

今日、9月19日は親父の命日。
今年で丸10年になる。

享年56歳。肺ガンだった。

NHKと巨人軍と時代小説(『御宿かわせみ』など)が好きな、シチサン(髪の毛が七三分け)にメガネのクソマジメな公務員。

私が小さいとき、毎晩のように自分で作ったお話をしてくれた。お話の主人公は私だった。
旅行にもよく連れて行ってくれた。
二人で横浜スタジアムに、大洋(現・ベイスターズ)-巨人戦を観に行ったこともあった。
(あれ?そーいえば兄貴は一緒じゃなかったな。どーしたんだろ?)
小学校の卒業文集で親父のことを書いたくらい、大好きだった。

でも、思春期(中高生)になってくると段々とオトナの嫌なところも見えてくる。
毎日晩酌し、酒がまわってくるとグダグダ・グチグチ言い出す親父。
外で飲んでくると、電車で寝過ごしたり、その辺で転んでケガしたりして御前様で帰宅する。
あまりにもだらしなくてみっともなくて情けない。
もはや大好きな父ちゃんではなくなっていた。

母ちゃんはいつも我慢していた。
見ていてかわいそうだと思った。
何とかクソ親父に分からせてやりたい・・・!
そんな思いが反抗期に拍車をかけた。

「こんな時間まで何やってるんだ!何でもっと早く帰ってこれないんだ!」
「うるせーんだよっ!てめぇだって飲んだくれて乗り過ごしたりしてんぢゃねーか!できねーヤツに言われたくねーんだよっ」
「何だと!親に向かってその口にききかたは何だ!」
「親らしいことなんかしてねーぢゃねーか!ちょっとは母ちゃんのこと考えろ!」

「よっしゃ、言ってやった!コレでちょっとは反省しやがれ!」と思った。
でも、浅はかだった。
親父の怒りは母ちゃんに向けられた。
「何なんだ、あの態度は!お前のしつけが悪いからああなるんだ!」
母ちゃんは黙って耐えていたが、あとでこっそり私に
「アンタ、お父さんに反抗しないで。あとでお母さんが怒られるんだから・・・」
と言った。
内心、「しまった!」と思ったが、そこはまだまだ子供。
納得できない。
「何で!?あいつが悪いんじゃんっ」
「いいから。」
「何がイイんだよっ!」
私は怒ってそのまま自室に閉じこもる。
毎回こんなことの繰り返しだった。
(苦労かけてスンマセン・・・)

クソ親父、死んじまえばイイのに!
そしたら母ちゃんも楽になるのに・・・
あーあ、こんな家、早く出てって独り暮らししたいなぁ・・・

それから数年後、社会人2~3年生の頃。
当時勤めていた会社まで片道2時間弱もかかっていたため、職場近くにアパートを借りることに。
念願の独り暮らし。

でも、それは長くは続かなかった。
ある日、実家から電話が来た。
親父が病気で通院することになり、車が必要になったので戻って来いとのことだった。
(両親は車の免許を持っていないので。)
また親父と暮らすのかと思うとあまり気が進まなかったが、ちょうど近くに住んでいた彼氏と別れ話でモメていて身の危険を感じていたこともあり(って、ちょっと大袈裟か(^^;)、独り暮らし半年にして実家に帰ることに。


親父[2]に続く

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